What's New 2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008, 2009, 2010, 2011, 2012, 2013, 2014, 2015, 2016, 2017, 2018, 2019
        2020: 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10,11,12

  2020年4月  

上野和英先生が『令和2年度文部科学大臣表彰 若手科学者賞』を受賞されました。



ホームページを移転いたしました。

新しいホームページはこちらをご覧ください。

獨古・上野研究室 Electrochemistry Lab

 



  2020年3月  

電気化学会 Electrochemistry誌に公表した研究室の論文が、2019年度の論文賞を受賞しました。



M1の芳賀翔平さんが電気化学会第87回大会にて、優秀学生発表賞を受賞されました。



M2の重信圭佑さんが電気化学会第87回大会にて、優秀学生発表賞を受賞されました。



令和元年度卒業式・大学院修了式

25日

令和元年度卒業式・大学院修了式が行われました。B4、M2、D3の皆様ご卒業・修了、誠におめでとうございます!

研究室で卒業生及び、今年度で研究室を去られる多々良さんの送別会が行われ、最後の思い出を共有できました。

多々良さんと過ごした研究室生活は11か月と短いものでしたが、多々良さんには多くのことを助けていただきました。ありがとうございます! 渡邉研を卒業するのは今回で4回目になるということ多々良さん、新天地でのご活躍を心からお祈り申し上げます。

M2の方々は切磋琢磨して研究に打ち込む姿勢を後輩たちへ示してくれました。

卒業して研究室を去ってしまうB4の2人は研究室を常に明るくしてくれました。新しい環境での活躍も期待しています!

旅立たれてしまうのはとても寂しいですが、皆さんから学んだことを今後の糧にしていけたらと思っております。


渡邉・獨古・上野研を飛び立っていかれる皆様の今後のご活躍とご健勝をお祈りします。同窓会などでお会いできる日を心待ちにしております!

長い研究室生活、本当にお疲れ様でした!!

  

  2020年2月  

卒業研究発表会

27日

於:横浜国立大学 講義棟A-107教室

学部4年生9名の卒業研究発表会が開催されました。研究室に配属されて初めて取り組んだ研究の成果を発表しました。

 

 

(左)電極と濃厚電解液界面における電荷移動反応の探求を行った村松くん。途中でのテーマ変更にもめげずに、実験量でカバーすることができました。
(右)当研究室で報告しているジニトリル系の濃厚電解液の輸送特性に関してNa塩を用いた検討を行った折尾くん。相挙動の解析や溶液構造の推定、輸送特性の解明を行いました。

(左)弱配位性溶媒を用いた新規電解液の設計により特異な輸送機構の発現を狙って研究を行った田淵さん。電解液のドナー性の相関という観点より、特異な高速リチウムカチオン輸送機構の発現を示唆しました。
(右)無機固体電解質と有機系電解質の複合電解質のリチウムイオン輸送特性に関する検討を行った藤城さん。電極活物質と無機固体電解質との界面抵抗の検討により、リチウムイオン輸率が増大することを明らかにしました。

 

(左)イオン液体型高分子におけるカチオン構造、アニオン構造を変更することによる輸送特性の関係性について調査を行った坂下くん。イオン種が与える影響を検証し、高いナトリウムカチオン輸率を有する電解液の作製に成功しました。
(右)高いリチウムイオン輸率を有する高分子固体電解質の開発を目指して研究を行った土井さん。高分子合成に苦労したこともありましたが、発表では高分子固体電解質中のイオン伝導挙動について議論しました。

 

(左)当研究室で検討を行っているリチウム硫黄電池について正極構造を変更することにより特性評価を行った浅野さん。2次元電極と3次元電極の性能に関して議論しました。
(右)当研究室で過去に報告している高分子ゲル正極を用いたリチウム硫黄ポリマー電池について検討を行った本吉くん。リチウム硫黄ポリマー電池を受け継ぐにふさわしい発表となりました。

リチウム硫黄電池の高エネルギー密度化について、電解液の削減により取り組んだ野村さん。高エネルギー密度化のために今後行う必要のある課題について議論しました。

Sample



"高濃度Li塩/スルホラン電解液中における界面電荷移動反応速度の解析"

発表者:村松拓馬

"Na塩とジニトリル系溶媒から成る電解液の溶液構造と輸送特性"

発表者:折尾瑛

"弱配位性溶媒を用いたリチウム塩高濃度電解液の輸送特性"

発表者:田淵真優

"無機固体電解質と有機系電解質からなる複合電解質の Liイオン輸送特性"

発表者:藤城美希

"非水系溶媒中におけるポリアニオンのイオン構造と輸送特性の関係性"

発表者:坂下裕亮

"弱配位性高分子リチウム塩を用いた有機電解液の特性"

発表者:土井智尋

"リチウムイオン硫黄電池の特性に及ぼす正極構造の影響"

発表者:浅野日花莉

"高分子ゲル正極を用いたリチウム硫黄ポリマー電池の作製"

発表者:本吉良

"リチウム硫黄電池の高エネルギー密度化の方法と課題"

発表者:野村奈央



渡邉正義教授 最終講義

 

22日

於:横浜国立大学 教育文化ホール 大集会室

これまで長きにわたり横浜国立大学で教鞭をとってこられた渡邉正義先生が令和2年3月に定年退職されます。 これまでの長年にわたる研究・教育生活の区切りとして最終講義が行われました。

最終講義題目

"研究は何処が面白いか?:高分子を基盤とする電気化学に係わって"

講演者:渡邉正義



渡邉正義教授 祝賀会

於:横浜ロイヤルパークホテル

当研究室の長い歴史、渡邉先生が貫いてきた信念を知ることのできた素晴らしい会でした。 ご出席いただいたみなさま、幹事をしてくださった方々、本当にありがとうございました。

そして渡邉先生、長きにわたる研究・教育生活、大変お疲れさまでした。これまで数々のご指導を賜り、ありがとうございました。

修士論文/ポートフォリオ審査会

13日

於:横浜国立大学 講義棟C-301教室

博士課程前期2年生8名の修士論文審査会が開催されました。各々が研究室で2年間または3年間取り組んだ研究の集大成を発表しました。

 

 

(左)クリスタリニティギャップにおけるNa塩/γブチロラクトン系高濃度電解液の基礎物性と電気化学特性を調査した西村さん。高いカチオン輸率の発現とNaイオン電池への適用可能性を示しました。
(右)親フッ素相互作用を利用したアニオントラッピングによる新規ゲル電解質の創製を目指した村田さん。アニオントラッピング効果の有無により無事に輸率の違いを確認しました。

 

(左)TetraPEG高分子網目の均一性とリチウムイオンの輸送特性や弾性率の相関について議論した土佐さん。高分子固体電解質のフレキシブル電気化学デバイスへの応用可能性を示唆しました。
(右)当研究室で報告しているスルホラン系高濃度電解液の特異的輸送特性に関する研究をNa系にも拡張した岡本さん。Naイオン電池への適用可能性を示唆し、Na系チームを率いるエースにふさわしい発表になりました。

 

(左)スルホニル基を有する溶媒を用いたLi塩高濃度電解液の輸送特性に関して系統的な検討を行った笹川さん。配位子のサイズや液体中の凝集体構造がリチウムイオンのホッピング伝導の発現に影響を与えるという知見が得られました。
(右)ジニトリルを溶媒に用いた高濃度電解液中においてもスルホン系同様のリチウムイオンのホッピング伝導が発現することを発見した宇賀田さん。電解液の基礎物性の詳細な検討に加えて、電池適用が可能であることも報告しました。

  

 

(左)イオン液体種を変化させたことによるトランジスタ性能の検討を行った斉藤さん。当研究室オリジナルである溶媒和イオン液体にも系を拡張し、優れたトランジスタ特性を発現することを発見しました。
(右)イオン相関がリチウムイオン輸率に与える影響を実験と計算の双方から調査した重信さん。リチウムイオンの伝導モードとリチウムイオン輸率の関係をイオン相関の観点から議論しました。研究室のトリを飾るにふさわしい発表となりました。

Sample

"γ-ブチロラクトンを溶媒に用いたNa塩高塩濃度電解液 の溶液構造と電気化学特性"

発表者:西村笙

"高濃度電解液とフッ素系高分子を用いたゲル電解質の輸送特性と電池適用"

発表者:村田祥樹

"フレキシブル電気化学デバイスを目指した電解質および電極の設計"

発表者:土佐桃波

"スルホン系溶媒を用いたNa塩高濃度電解液の溶液構造と輸送特性"

発表者:岡本幸紘

"スルホン系溶媒を用いた Li塩高濃度電解液の ホッピング伝導機構と電池適用"

発表者:笹川祥平

"Li 塩高濃度電解液 の溶媒和構造と輸送特性"

発表者:宇賀田洋介

  

"イオン液体の特異性を利用した電気化学デバイスの構築"

発表者:斉藤聖

   

"非水系電解液中のLiイオン輸率の支配因子とその分子構造との相関"

発表者:重信圭佑

博士論文公聴会

7日

於:横浜国立大学 エネルギー工学棟5階501会議室

博士課程後期3年のMayeehsaさんの博士論文公聴会が開催されました。

Mayeeshaさんはイオン液体・シリカナノ粒子コンポジットが示すレオロジー挙動の解明・イオンの輸送特性について研究されていました。

研究発表後には白熱した議論が展開され、素晴らしい公聴会となりました。Mayeeshaさん、お疲れさまでした!

投稿論文 (Firstのみ)
"Rheological and ionic transport properties of nanocomposite electrolytes based on protic ionic liquids and silica nanoparticles"

 

 

 

"Study of transport and rheological properties of nanocomposites based on ionic liquids and nanoparticles"

発表者:Marium Mayeesha

 

TEIJIN MIRAI FORUM 2020

1-2日

於:大崎ブライトコアホール

参加者:渡邉正義、立花祥悟、水野遥月

 

 

1日

ポスター発表

"イオンゲルの機能に与えるブロック共重合体のミクロ相分離構造の影響"

発表者:水野遥月

ポスター発表

"スルホン化ポリイミドイオンゲル膜のCO2分離にポリイミドシークエンスが及ぼす影響"

発表者:立花祥悟

2日

招待講演

"ゼロエミッション社会を実現する材料イノベーションの創出"

発表者:渡邉正義

  2020年1月  
 

スノーボード旅行(斑尾高原)

17-19日

毎年恒例、センター試験期間に研究室スノーボード旅行に行ってきました!

今年は積雪量が心配されましたが、天候にも恵まれ、スキー・スノーボードを思う存分満喫できました。
そして夜はいつものクレージーパーティで楽しみました!

   
遠くから参加してくださったOBの方々、ありがとうございました。
そして企画をしてくださった幹事のお二人、楽しい旅行をありがとうございました。

 



 

第31回 高分子ゲル研究討論会

16-17日

於:産業技術総合研究所 臨海副都心センター

参加者:渡邉正義、橋本慧、浅田珠里、立花祥悟、水野遥月

 

 

16日

口頭発表

"電気化学特性・力学特性・熱安定性を有する高分子均一網目から成る高塩濃度ゲル電解質"

発表者:橋本慧

口頭発表

"イオンゲルの機能に与えるブロック共重合体のミクロ相分離構造の影響"

発表者:水野遥月

ポスター発表

"液体金属とイオン液体を用いた電子/イオン伝導性ゲルの調製と特性"

発表者:浅田珠里

ポスター発表

"スルホン化ポリイミドイオンゲル膜のCO2分離にポリイミドシークエンスが及ぼす影響"

発表者:立花祥悟

 

2019年のWhat's newはこちら