研究室の顔

実験室の風景
すべてのグループが使用する合成部屋。ここには2台のドラフト、真空ライン、オートクレーヴなど合成に必要なさまざまな設備があります。また、グループごとにガラス器具洗浄用のアルカリバケツを設置し、片づけをあまりしていないグループがわかるようになっています。
グローブボックス
吸湿性の高い物質や、空気中の酸素や水と反応してしまうような空気中で扱えない物質は、このグローブボックス内で扱います。この中はアルゴン雰囲気になっており、[O2]<1ppm、[H2O]<1ppmに保たれています。
熱分析の部屋
この部屋には、合成や重合により得られたモノの融点やガラス転移温度などを測るDSCや超高感度型DSCがあります。その他にも、TG/DTA、DMA、DESといった装置もあり、様々な熱分析を行うことができます。
トンネル顕微鏡の部屋
この部屋にはAFMなどの測定ができるトンネル顕微鏡を設置しています。タンパクチームは、この装置で金基板に修飾されたSAMやタンパク質のモロホロジーを観測しています。測定中になるべく振動などを与えないように、この部屋だけは1Fの一番奥にあります。
測定部屋の風景
ここは主に化合物の物性を測定する部屋で、多くの測定装置があります。写真に写っているのが3台のCV、ほかにもUV-Vis、IR、ER、蛍光などがあります。この部屋だけ床にカーペットが敷いてあるので、深夜など仮眠に愛用している人もいます。
ゲル膨潤度測定装置
ゲルの体積膨潤度を様々な環境下で測定できます。ゲルの体積が平衡に達するまでの時間は基本的に特徴長さの2乗に比例するため、顕微鏡を使って微小なゲルを観測することで測定時間の短縮が可能になります。